すべてが戦術通りじゃない だからこそサッカーは面白い
今回は、私が最近アジアカップ2011カタール戦を再度見たことから感じ取ったことをまとめ、そこからわかるハリルさんの失敗点を書いていきます
サッカーは当然すべてが戦術通りではない。何をいまさらそんなの当たり前じゃないかと思うでしょう。しかし、戦術と理論がなければただの精神論で戦わなければならない。例とすると森安代表監督ですかね・・・
非常に悲しい。
さて、そんなことはとりあえず置いておくとして、ただし、戦術がさえ遂行していればよいかといわれればそうでもない。
伊野波が示した戦術・理論度がすべてではないゴール
戦術・理論がすべてではないことの最もわかりやすい例は時はさかのぼること約10年前、アジアカップ2011カタール戦決勝ゴールとなる伊野波のゴールである
この画像はゴールシーンなのだが、伊野波はDFの選手である。倒された香川がものすごく驚いた表情してるようにも見える。
それは当然である。伊野波はこの当時監督であるザッケローニとキャプテンの長谷部にこういわれている。「前に行くな」と。このこと伊野波の独断で前線へ行ったことがわかる。結果的にはゴールの為OKであったといえる。しかし、これは大きな賭けでもあると思う。
戦術・理論に従わない選手の起こす効果
相手から見たら「なんでそこにいるんだ。」と思うが、仲間も全く同じことを思っている。普通ならそんなことされるとたまったものではない。そりゃあそうである。困りますもの笑。サッカーやってたんでこれはすごくわかります。
しかし、行き詰った場面、相手がこちらの戦術を理解し、封じられてきた局面その時にこの選手がいるとどうだろうか?
私はCBをよくやっていたのですごく気持ちがわかる。非常に厄介である。本当に面倒な奴と心の底から思う。
一回そういうことでチャンスを作るだけで止める側からしたら頭の片隅に残ってしまう。
実際このような選手はサッカー界においても非常に重要である。
トップの選手たちは悪いところを監督の指示なしで変えることもあるので重要性はわかるはずである
ここからわかるハリル監督の失敗点・日本人の改善点
日本人はよく真面目だといわれる。これはサッカーにも当てはまると思う
実際にこれはハリル監督の失敗点である。日本人選手はハリル監督が描くサッカーを忠実に再現しようとした。これによって、サッカーとは時にアイデア性や意外性のあるプレーが必要である。それが失われてしまった。
ハリル監督はすごくいい監督である。実際に建て直したりするクラブもある。海外では成功したのに日本で失敗したのは、日本人がまじめすぎるがゆえにハリルホジッチの言うことを無視できず、アイデア性や意外性を失ったからだといえる。
海外の選手は適度に無視し、実行することが上手に感じる。
しかし、冷静に考えてこれはハリル監督だけの責任なのだろうか?私は違うと考える。日本人の気質であるのかもしれないがサッカーがこれからもっと強くなるために絶対必要なことだと考える。まあ、自由すぎるのもいかがなものかと思う。
当時の日本代表にこのようなことができる選手がいなかったことこれが最大の問題点ではないのか?そのように感じる